最先端技術に触れるには論文をよめ!
情報工学科、情報科学科などコンピュータサイエンスを専攻している方はそれ関連の論文をたくさん読むことになると思います。
また、最先端技術をいち早くキャッチアップしたいエンジニアの方なども見ておくべきでしょう。私たちがネットで見ている情報は古いからです。qiitaなどに乗っている2時情報だけでなく、いち早く1時情報を入手することができるのが、優秀なエンジニアなのではないでしょうか。
しかしコンピュータサイエンス系の論文は多すぎる
しかし、論文の数は無限にあります。無限にある論文の中から自分が興味のあるものは一部なのではないでしょうか。
論文を探すのに時間がかかってしまっては元も子もありません。今回はコンピュータサイエンス系の論文を効率よく探す方法についてまとめました。
レベルの高い論文を探す
論文にはレベルがあります。論文は「会議」というもので発表されるのですが、この会議にはレベルづけがされています。だれでも通る会議もあれば一部の天才たちしか参加できない会議もあります。
イノベーションの多くはレベルの高い論文から起きています。レベルの高い会議、学会から論文を探すことで効率良く自分が探している論文を見つけることができます。
コンピュータサイエンス2大学会
ACM(Association for Computing Machinery)
ACMという学会があります。ニューヨークに本部のある計算機科学の国際学会です。
→ ACM(Association for Computing Machinery)
日本版はこちらです
Association for Computing Machinery (ACM) は、ニューヨークに本部のあるコンピュータ科学分野の国際学会。1947年設立。IEEEとともに、この分野で最も影響力の強い学会であり、IEEEがその名と由来や歴史からエレクトロニクスや通信分野の工学に強いのに対し、数学的な理論計算機科学のような分野もカバーする。日本語に訳して「計算機械学会」とされることもあるが、こんにちこの訳語が用いられることはほとんどなく、通常は単に”ACM”という略称で呼ばれるのがもっぱらである。ACMの「A」は Association (学会、団体) の頭文字であるが、アメリカ数学会 (AMS) と混同して「米国計算機学会」と誤訳されることがある。
数多くの国際会議を開催しており、人目を惹くデモ映像のSIGGRAPHやSIGMODなどはよく知られている。他の多くの学会と同様にすぐれた業績などへの表彰もおこなっているが、チューリング賞は、特にこの分野の最高の賞とみなされており、物理や化学といった分野におけるノーベル賞に匹敵するものと扱われることもある(他の賞についても時折「~のノーベル賞」といったような表現が使われることがあるが、この分野の全てを対象とした世界トップクラスの賞という位置づけにあるのはチューリング賞をおいて他にない)。
IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)
IEEEもかなり重要な学会です。通信・電子・情報工学などの分野を扱っています。
IEEE(アイ・トリプル・イー、英: The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)は、アメリカ合衆国に本部を持つ電気工学・電子工学技術の学会である。
対象とする分野は電気工学を源流とする通信・電子・情報工学とその関連分野に及ぶ。専門分野ごとに計39の分科会を持ち、それぞれに会誌(論文誌)を発行している。
1963年にアメリカ電気学会(AIEE)と無線学会(IRE)が合併し組織された非営利の専門機関である。発祥はアメリカであるが会員は世界各国に及び、この種の団体では世界最大と推定される。
IEEEの公式な日本語名称は無いが、1999年6月に設立された日本カウンシルにおいて、IEEE(アイ・トリプル・イー)と表記するという決定がなされた。他の学会と区別する必要があるときは、アメリカに本部があることを付記することが推奨されている。日本の報道では「米国電気電子学会(IEEEアイ・トリプル・イー)」と記述されることが多いようである。
他に主な活動として標準化活動(規格の制定)を行っている。標準化に関する活動は、内部組織のIEEE Standards Association(IEEE-SA)が行っている。この学会が定めた規格の名称はIEEEアイ・トリプル・イーで始まる。
3大国際会議
ICSE(International Conference on Software Engineering)
ソフトウェア工学分野で世界最大の国際会議です。
ESEC/FSE(Foundations of Software Engineering)
理論系の国際会議です。
おすすめの論文検索サイト
dblp
もっともオススメなサイトです。普通につかいやすいです。
ACM Digital Library
学会のコーナーで紹介したACMが運営しているサイトです。
IEEE Xplore
学会のコーナーで紹介したIEEEが運営しているサイトです。
以上です。