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情報工学科にみんな期待しすぎ
これから受験校を決めようとしてる受験生、入学次に学部が別れていなく今から学部を選ぼうとしてる大学生、あとは情報工学科の人間はゲームもアプリもなんでも作れる最強人間と勘違いしている人たちに向けた記事です。
将来エンジニアになりたいな〜と思っている人が目指す先として理工学部の情報系学科が挙げられるしょう。 フリーランスなどのような自由な働き方ができたり、最先端を行ってる感じがしてかっこよかったり、エンジニアは魅力的な仕事ではあります。
しかし、エンジニア志望者が情報工学科に行くのは間違いだと思っています。正確にいうと間違いではありませんが、少し遠回りなのではないかと思っています。
なぜエンジニアが情報工学科に行くべきでないのか、どのような学部に進学すべきなのかを解説してきます。
エンジニアになるための情報工学科は遠回り
プログラミングの時間はかなり短い
エンジニアになりたいからから情報工学科に行くのはなぜおすすめしないのでしょうか。それは、学ぶ内容がぜんぜん違うからです。
え?プログラミングをするのが情報工学科なんじゃないの?
と思う方も多いかもしれません。たしかにプログラミングの授業はありますが、大学2年の春学期で2コマ、3年の春学期で2コマしかありません。
つまり、週に3時間しかやってないんです。
それだけではどんな人でもプログラミングスキルを上げるのは難しいでしょう。
じゃあいったい情報工学科はなにをやるんでしょうか。情報工学科で学ぶ内容とエンジニアが実務で必要となるスキルをまとめてみました。
情報工学科で学ぶ内容
コンピュータを科学する
情報工学科ではコンピュータの基礎の基礎を学びます。
もちろん基礎っていうのは、パソコンの立ち上げ方とかマウスの使い方とかそういう簡単なことって意味ではありません。コンピュータというものがそもそもどのように作られどのような仕組みで動いているのか、インターネットとはどのような仕組みなのか、といったような普段私たちが全く考えもしないようなことをとことん突き詰めて勉強していきます。
例えば、大学2年生の時にはフーリエ変換という数学の公式を習います。この技術はパソコンの仕組みを突き詰めて行くと重要になってくる有名な数式です。
微分とか積分とかいろいろ難しい公式を覚えて問題を解いていきます。エンジニアの方ならおわかりかと思いますが、エンジニアとして仕事をする上でこのフーリエ変換を使う人はぜんぜんいません。
数少ないプログラミングの授業
もちろん、プログラミングの授業もあります。慶應の情報工学科では2年生でC言語、3年生でJava言語を学習します。しかし、ここで学ぶプログラミングも実務とはすこし異なります(かぶる部分もあります)
そもそもC言語とはOSやIoTの分野で使われる言語です。多くの人が想像するエンジニアの仕事ではC言語を使う場面はほとんどないでしょう。
また、プログラミングの授業はほとんどが文法問題、アルゴリズム問題となっています。プログラミングコンテストなんかで使われる、競技プログラミングという分野の問題です。一通り基本的な文法を習った後でひたすらアルゴリズム問題を解かされます。
これは比較的簡単な例ですがもっと複雑になってくるともっと難しくなってきます。パズルみたいに謎を解いて行く感じで結構面白いです。
エンジニアがやること
ものをつくる。
これがエンジニアが主にやることです。
ものとはWebアプリだったりVRだったりiOSアプリだったり様々ですが、作ったものを売るというのが仕事であり、これに重きを置いて日々勉強をしています。
これはWeb系エンジニアだったらどういう物を作ったバズるかとかたくさんのユーザーに使ってもらえるかとかを考えるビジネス的思考力が必要担ってきますし、SIerだったら顧客ときちんとコミュニケーションをとって相手のニーズと要件をすりあわせて行くコミュニケーション能力とか、期限内に終わらせるために必要な人員を調整したりするマネジメント力が必要になってきます。
情報工学科でめっちゃ勉強した人の能力も、法学部とか経済学部とかでビジネス学んだりしてる人の能力も、サークルや学生団体に入って培うコミュニケーション能力も、エンジニアからみたら全部一緒です。
エンジニアになるために学生時代にやっておくべきことは情報工学科で学ぶことではなく、サークルや学生団体などで社会に馴染み、コミュニケーション能力を上げていくことかもしれません。
情報工学科の卒業生はエンジニアが多いのは事実
情報工学科では大手IT企業からの学校推薦がたくさんあります。学校推薦を使うと多くても2回、少ないと1回の面接だけで内定をもらえるためこの制度を使う人はたくさんいます。
またエンジニアを目指して情報工学科に入ってくる人が多いです。エンジニアを目指す集団のなかにいることができるので環境としてはとてもいいです。
情報工学科にいくメリット
情報系学科じゃないと就けない仕事
じゃあなんで情報工学科に行く人がいるのか?それは情報工学科を卒業しなければつけない職業があるからです。
例えば、メーカーの技術職は理系の推薦枠が多く文系の学生が入るのはとても困難です。逆に理系に入ってしまえば推薦で行きやすい仕組みができています。研究所も大学院や学部時代の研究してきたことを聞かれるため、かなり難しいです。
また、海外でエンジニアとして働きたい場合、どこの大学を出たかよりも大学で何を専攻したかが重要になってきます。技術力に相当な自身がない限り海外でエンジニアとして働くのは難しいです。
参考:「文系エンジニアは世界で通用しない」は本当か?~シリコンバレーの常識 (1/3)
エンジニアの繋がりができる
情報工学科=エンジニアというのが世間のイメージです。このイメージがかなり重要だったりもします。
情報工学科ってだけでエンジニアインターンに有利に選考を進め参加することができたり、文系エンジニアから尊敬され、仲良くなってもらえたりします。
また、卒業生にエンジニアが多いのも1つのメリットです。情報戦といわれる就職活動でエンジニアという分野で勝てる人はいないのではないでしょうか。
エンジニアになりたいならプログラミングを勉強しよう
上で書いた通り、情報工学科では基礎の基礎を学びます。数学とか理論的なことばかりでプログラミングをずっと教えてもらえる訳ではありません。つまらなくてパソコンが嫌いになってしまう人もいます。
エンジニアは違います。ものを作るのがエンジニアの醍醐味です。学部とか学科とかは関係ありません。大学でプログラミングを4年間勉強してアプリを作れるようになりましょーってところはありません。エンジニアになりたいならまずは手を動かしてなにかものを作ってみましょう!
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